世界的に見れば裕福と言われる我が国ですが、
経済的な状況や家庭の事情から仕事・生活に
苦労されている方もいらっしゃいます。
そんな方たちのために立ち上がったのが、
支援施設代表の栗原豊さん。
今回の記事では、自身も壮絶な過去を持っているという
栗原さんについてご紹介、いつもと少し違った
社会派(?)の内容をお届けします。
出典元:https://www.pfizer.co.jp/
目次
栗原豊さんの家族はどうなっている?
栗原さんは1943年生まれで御年78歳、埼玉県出身。
父親は戦死、わずか3歳の時に養子に出されるという、
恵まれたとは言えない家庭環境で育てられました。
その後は後述の通り、非行に走ってしまうのですが、
そこでサポートをしてくれたのが姪っ子さんの存在でした。
刑期を終えて出所した際、唯一迎えに来てくれたり、
また別の事件の際には身元引受人となってくれたそうです。
栗原さんの現在のご家族についての確定的な情報を
得ることはできませんでしたが、何かとんでもない
ピンチに陥った時に助けてもらえる家族・親族が
いるということは、やはり大切なのですね。
スーパーシニアの旗振りに刮目せよ!
栗原豊さんの前科の内容は?
現在ではNPO法人の代表として依存症からの回復を
手掛けている栗原さんですが、自身も過去には
依存症や犯罪に手を染めた壮絶な経歴をお持ちです。
お酒を始めたのは13歳の時、飲めば暴れる不良少年となりました。
そして20代で暴○団に加入、さらにはそこで
覚○剤に出合ってしまいます。
抗争事件で逮捕されて以来、30歳~60歳までの間に
通算で逮捕歴7回、刑務所暮らしは計20年にも及びました。
2003年には刑期満了で出所することができましたが、
薬物依存、アルコール依存の身体ではそう簡単に
通常の社会生活に戻れるはずもありませんでした。
泥酔状態で包丁を持っていたところを銃刀法違反で
逮捕されてしまい、気付いた時には留置場に。
この時は担当した検事さんから回復施設に
入ることを条件に、処分保留で釈放されました。
その後言う通りに施設に入所、アルバイトをしながら
回復プログラムに取り組み、見事に依存症を克服されました。
そして、ご自身の経験を基に茨城県鹿嶋市に
「NPO法人 潮騒ジョブトレーニングセンター」を設立、
自分と同じく依存症で苦しむ方の社会復帰に取り組まれています。
さらに、向上心の強い栗原さんはなんと73歳で定時制高校に入学!
昼は仕事、夜は授業の形で学び77歳で卒業。
その上、現在は早稲田大学の通信教育課程で勉強中!
弛まぬ努力と情熱、恐れ入ります<m(__)m>
アルコールや薬物、ギャンブルの中毒性は高く、
一度ハマってしまうとなかなか抜け出せないとは
よく聞きますが、栗原さんの経歴を知ると
その恐ろしさがよくわかりますね(>_<)
ダメ、絶対!
栗原豊さんは子供食堂を運営!
2019年11月に栗原さんは新たな事業をスタート、
それは手作りの温かい食事を提供する子供食堂!
鹿嶋市に「しおさい寺子屋食堂たんぽぽ」がオープンしました。
出典元:https://www.instagram.com/tanpopo4031/
メニューには栗原さんの回復施設の入所者がプログラムの
一環として育てた米や野菜が使われているそうです。
また、食堂には絵本や児童文学書、図鑑などの本も
たっぷり1,000冊置かれており、食事以外にも利用可能。
利用料は中学生以下は無料、高校生200円、大人500円。
子供だけでなく、お年寄りで訪れる方もいらっしゃるそう。
「地域の交流の場」としても機能しているのはスゴイですね☆
食事に困っている子供たちをなんとかしたい、
地域へ恩返しがしたいという栗原さんの強い思いから
始まった子供食堂。
本当は子供食堂自体がなくてもいい世の中がベストなのかも
しれませんが、お腹が空いて困った子供が少しでも減って
くれればよいですね。
まとめ
自身の壮絶な体験を基に依存症の方の回復施設を運営、
「プロフェッショナル」にも出演される
栗原豊さんについてお伝えしました。
日々の勉強が面倒だなと思っていたものぐさな
当ブログ管理人・ダスティですが、栗原さんの
飽くなき向上心を拝見して背筋がピシッと伸びました(^^ゞ
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