飲食店における雰囲気ってとても大事ですよね。
お店のたたずまいや店内の活気又は静けさ、店主の人柄、
お客さんの入り具合や年齢層などなど。
そんな中で懐かしさを感じさせるのが、昔ながらの喫茶店。
「カフェ」ではなく「喫茶」であることが大切。
今回の記事では、雰囲気バッチリの老舗、喫茶マコを特集します。
出典元:https://www.instagram.com/kissamaco/
目次
喫茶マコがお雑煮を出す理由は?
1961年、築地場外市場の喫茶店第1号店として
オープンしたのが喫茶マコ。
ヴィンテージビルの2回にひっそりとたたずみ、
怪しい(?)赤い扉の向こうにはレトロな空間が広がっています。
出典元:https://www.instagram.com/kissamaco/
雰囲気バッチリでオシャレな喫茶店にはあこがれますが、
正直なところ若い世代の方にとっては、
扉を開けるのに少し勇気が要るかも(^^ゞ
ここは気合を入れて未知なる世界への一歩を踏み出しましょう!
そして、何といってもマコのイチオシがお雑煮!
喫茶店でお雑煮?と99%の方が疑問に思うはず。
出典元:https://www.instagram.com/kissamaco/
ウソではありません、こちらが名物「鶏雑煮」(750円)。
お餅、鶏肉、しいたけなどの具材がゴロゴロ。
自慢のコーヒーとのセットももちろんあります☆
お雑煮とコーヒーが1つのテーブルに並ぶのは、
おそらく全国でもここだけかと思います(笑)
出典元:https://tabicoffret.com/
では、なぜマコにはお雑煮がメニューにあるのでしょうか?
これは、築地市場という立地が大いに関係あるそう。
日も昇る前から動き始める築地。
ホットドッグやカレーなど、あらゆる喫茶店メニューを
試した結果、行き着いたのがお雑煮なんだそうです。
温かいお椀でほっと一息つける。
小さなテーブルでも邪魔にならない。
お餅は腹持ちがいい。
などなど、築地で働く方にとっては数々のメリットがあります。
また、食材にもこだわっています。
利尻産の昆布や大分のどんこ(椎茸)、大山鶏のムネ肉など。
これらは紛れもなく市場だからこそ仕入れられるもの。
つまり、築地でお雑煮が提供されるのは
半ば必然だったと言っても過言ではないのです( ̄ー ̄)
せっかくお雑煮をいただけるのならば、お茶と一緒に…
という甘い考えは捨てて(!)、ぜひコーヒーとお雑煮の
ステキなマリアージュにチャレンジしてみたいですね♪
喫茶マコが閉店したって本当?
50年近い歴史を誇る喫茶コマでしたが、
2018年に惜しまれながらも閉店してしまいました(T_T)
名物ママである熊谷昌子さんがお一人で切り盛りされていましたが、
ご高齢を理由にのれんを降ろすことに。
しかし、不思議な縁がきっかけでコマが復活することに!
新たな店主を迎えて同年に見事リニューアルオープンを果たしました☆
今までのレトロな雰囲気はそのままに、マコはさらなる
パワーアップを遂げています!
コーヒーの豆のブレンドを変更したり、名物のお雑煮には
新たに海鮮雑煮がラインナップとして加わったり。
そして、築地場外市場としてはあまりイメージの湧かない
夜営業もスタート!
お酒と築地ならではのオツマミを楽しめる、通称
“夜マコ”は、これまでの発想では生まれなかったはず。
実のところ、ご主人が夜型人間だったという点が
大きく働いたとのことw
☆喫茶マコ☆
住所:東京都中央区築地4-9-7 中富ビル2F
営業時間:10:00~15:00/18:00~21:00
定休日:月曜日
都営大江戸線「築地市場駅」A1出口より徒歩1分
東京メトロ日比谷線「築地駅」1番、2番出口より徒歩1分
築地から足を延ばして、浅草で食い倒れはいかがでしょうか?
喫茶マコに通販がある!
見事に復活を遂げた喫茶マコですが、
代替わりが進んだため(?)、なんとオンラインショップも開設!
アイテムは、もちろんお雑煮とコーヒー☆
鶏雑煮はお出汁、餅、具材、おじや用のお米、
アルミ鍋がセットになっており、ご家庭で
マコの味を楽しむことができます。
1人前950円(税込)。
「海鮮えび雑煮」、「特製鴨雑煮」も掲載されていますが、
こちらは売切となっていました。
コーヒーは、紅茶のティーバッグのようなドリップバッグ方式。
お手軽に本格派のスペシャルティコーヒーを味わうことができます。
価格は1袋300円。
オンラインストアに加えて、ツイッターやインスタグラムも
開設するなど、世代交代によりデジタル化が加速していますw
「週末限定雑煮」などの情報も発信されているので、
気になる方はチェックしてみてください!
まとめ
創業50年を迎える築地の老舗で、お雑煮が名物の喫茶店、
「レベチな人」でも特集される喫茶マコについて
お伝えしました。
こんなレトロなお店でしっぽりとお雑煮に舌鼓を打つ、
なんともいえない、いい雰囲気ですよね☆
こういったお店が似合う、渋いオトナを目指そうと思いました。
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