大ヒット、ブレイク、バズる・・
いつの時代にも人気商品の裏には、
優れた商品・サービスを作る人はもちろんのこと、
宣伝・広告の仕掛け人の存在が大きな影響を与えています。
日本マクドナルドのCMO、ズナイデン房子さんもその一人!
木村拓哉さんや堺雅人さんを起用したCMで
マックの売上アップに貢献するズナイデンさんについて、
気になる情報をお届けします。
出典元:https://www.asahi.com/
目次
ズナイデン房子さんの出身はどこ?
現在57歳のズナイデンさんですが、やはり第一に気になる
のは、そのお名前。
「ズナイデン」って人生で初めて耳にしました…
海外生まれ、または帰国子女の方かな?と思ったのですが、
ズナイデンさんの出身は長崎県。
筑波大学を卒業後に化粧品会社の資生堂に入社されます。
その後、国際結婚のため資生堂を退社されました。
ということで、旦那さんの名字が「ズナイデン」ということになります。
名前の響きからすると、なんとなく北欧系を想像させますが、
旦那さんについての確定的な情報を得ることはできませんでした。
娘さんがいるそうですが、その後に離婚を経験されているようで、
インタビュー記事において「シングルマザーで子供が小さく
大変だった」
と振り返っています。
バリバリのキャリアウーマン+子育てということは、
ものすごくハードな生活だったのでしょう..
職場におけるダイバーシティ(多様性)などにも積極的に
携わっているズナイデンさんですが、こうしたご自身の
経験が元になっているものと思われます。
どんぎつねさんに新展開が!?新CMの続きが気になる!
ズナイデン房子さんの肩書、CMOとは?
ズナイデンさんの現在の役職は、日本マクドナルドの
「マーケティング本部 上席執行役員CMO」。
恥ずかしながら、「CMO」という言葉を初めて知ったのですが、
こちらの意味するものとは?
CMOとは「最高マーケティング責任者」のこと。
Chief Marketing Officer(チーフ・マーケティング・オフィサー)の略。
CEO(最高経営責任者)やCOO(最高執行責任者)、
CFO(最高財務責任者)など、お偉いさんの肩書って
紛らわしいですよね(>_<)
まあ、庶民には関係無いのですが…
日本ではまだまだなじみのない役職ですが、
欧米ではかなり一般的とのこと。
少し古いですが、2013年の調査によると、
アメリカの時価総額上位500社のうち、62%がCMOを導入、
一方日本の上位300社ではわずか0.3%だったそうです。
CMOは社内におけるマーケティングのトップ。
仕事としては下記が挙げられます。
・経営戦略をマーケティングに落とし込む
・部署を横断して一貫性のあるマーケティングを実行する
・社内外のステークホルダー(利害関係者)と良好な関係を築く
まさに、マーケティングの司令塔と言えますね。
求められる資質としては、
・データ分析力
・チームビルディング力
・顧客のことを考え抜く力、共感する力
・リーダーシップ
とのこと。
特にデータを活用する力が必要という点が特徴的ですね。
ズナイデンさんは初めからマーケティングの専門家として
キャリアをスタートさせたわけではなく、
資生堂でマーケティングの部署に配属されてから初めて
広告の仕事に従事するようになり、猛勉強してスキルを
高めていったそうです。
やはり何事にも不断の努力が必要なのですね。
ズナイデン房子さんが手掛けたヒット商品は何?
マーケティングのプロとして華々しい活躍をされてきた
ズナイデンさん。
資生堂を皮切りに、ユニリーバ、ロレアル、日清食品、
そして現在はマクドナルドと、数々の名だたる企業で
実績を残されています。
資生堂時代に立ち上げたブランドがTSUBAKI。
女優さんやタレントを一度に大量投入した
豪華なCMは話題になりましたよね。
ギャラだけでいくら使ったのでしょうか…
出典元:https://www.itmedia.co.jp/
日清食品で携わったのが、「カップヌードルライトプラス」。
それまで男性主流の市場であったカップ麺ですが、
女性をメインターゲットに設定、しかもカロリー控えめという
ジャンクフードと対極にある健康志向を打ち出しました。
出典元:https://www.nissin.com/
実際にコンビニで、女性がカップラーメンを手に取るも、
カロリー表示を見てから商品棚に戻す姿を目にして、
女性にもニーズがある!と思ったとのこと。
こうした着眼点は、さすがマーケティングのプロですね☆
そして現職のマクドナルドでは木村拓哉さんの「ちょいマック」。
ドライブスルーの便利さを露骨にアピールするのではなく、
あくまでもさりげなく、“空気感”を伝えるようなCMを目指したとのこと。
この方が視聴者に高く共感してもらえるとのことで、
これはまさに大成功と言えそうですね!
また、キムタクの独特のハンバーガーの“持ち方”も
話題となりました。
マネしてみた方も多いのでは!?(笑)
出典元:https://origin.daily.co.jp/
こうした、押しつけがましいわけではないけど、
しっかりと印象に残って、しかも誰かと話題を
シェアしたくなる、絶妙なさじ加減がマーケティング担当の
腕の見せ所なのでしょうね。
まとめ
数多くの大ヒット商品を世に生み出してきたマーケティング
の専門家で、「セブンルール」にも出演される
ズナイデン房子さんについてご紹介しました。
普段何気なく手に取る商品であっても、実は
巧妙なマーケティングの罠にものの見事にハマった
結果なのかもしれないと考えると、宣伝広告の力ってスゴイですよね。
コメント