年末ジャンボ宝くじの1等当選から、
ガリガリ君の当たりくじまで、
思いがけない時に巡ってくるのが幸運。
そんな中、もし高額の預金通帳を拾ったら…
今回の記事では、そんな“もしも”を
実際に体験してしまった方についてご紹介します。
目次
1億円の預金通帳を拾ったのはどんな人?
2021年9月、ある男性が拾ったのが、
残高1億円の預金通帳!
しかも、ご丁寧にキャッシュカードと
暗証番号が書かれた付せんもセットに!
震えながら交番に届けたとツイートされていますが、
たしかにその場にいたら、誰でも冷静でいられる
自信はないですよね(^^ゞ
落とし物(拾得物)を拾うと、持ち主から
いくらか謝礼がもらえるというのは、よく聞く話。
(詳しくは次章にて)
この方は権利放棄をしたそうで、
「5%から20%のお礼を受けることができる」
という法律がそっくり適用されるのであれば、
その額はなんと500万円~2,500万円!
・1億円分の徳を積む機会はもう2度と来ない
だろうからこれで良かったとしよう
・めっちゃ気疲れした
・実際に遭遇すると、ヤバイものに関わってしまった
、とにかく早く手放したいってなるということが
分かりました
参照:https://twitter.com/tasshi820
とコメントされています。
一生に一度あるかないかの体験ですよね。
そんな奇跡的な現場に立ち会ってしまった方とは、
どんな人なのでしょうか?
その方とは、田代雅治(たしろ まさはる)さん。
有名ソフトウェア開発会社サイボウズに
勤める、ソフトウェア・エンジニアの方です。
出典元:https://speakerdeck.com/tasshi
「kintone」(キントーン)という、開発の知識が
なくてもシステムをかんたんに作成できる
クラウドサービスの開発チームに所属。
泣く子も黙るサイボウズのエンジニアさんならば、
1億円くらい余裕で稼いでしまいそうな気がします☆
web上では“たっしー”さんとして
情報発信をされています。
その他、判明したプロフィールはこちら。
お住まい:福岡
学歴:九州工業大学修士課程
趣味:サイクリング、ゲーム
好きなアーティスト:B’z
トップ競輪選手の獲得賞金は億超え?
1億円の預金通帳を拾ったら、お礼はいくらもらえる?
目玉が飛び出る程のシロモノを拾ってしまった
たっしーさんですが、実際にお礼はもらえるのでしょうか?
※以下、「飛田&パートナーズ法律事務所」さんの
noteを参照させていただきました。
参照:https://note.com/47tplo_181023/n/n3b841097bca7
上記にもある通り、「遺失物法」という法律に
規定があり、28条にある
「物件の返還を受ける遺失者は、当該物件の価格の
100分の5以上100分の20以下に相当する
額の報労金を拾得者に支払わなければならない。」
という文言がその根拠。
今回たっしーさんが拾ったのは現金ではなく、
預金通帳でしたが、ここに書いてある通り
特に現金に限定されているわけではないようです。
問題は預金通帳の「物件の価格」。
通帳に記載されている1億円がそのまま
当てはまるのでしょうか?
実際に預金通帳の価値を示した
裁判所の判例はないようなのですが、
株券や小切手などの「有価証券」に関しては
実例があり、ある小切手のケースでは、
額面の金額の2%が価格と認められたそうです。
つまり、仮に小切手が100万円、お礼の割合が5%
だとすると、
100万円×2%×5%=1,000円。
また、今回と同様に800万円の通帳と印鑑を
拾った方が起こした裁判があり、
この時は30万円を払うことで和解が成立したそう。
こちらも計算式に当てはめると
800万円×75%×5%=30万円。
どうやら、ケースバイケースのようです。
たっしーさんは通帳に加えて
キャッシュカードと暗証番号も
セットで拾ってしまいました。
つまり、やってはいけませんが、
引き出そうと思えば容易に引き出せる状況だったため、
それだけ落とした人が損をするリスクは
高かったと言えます。
こう考えると、預金通帳自体は「ただの紙」
ですが、それなりの価値はあったと
考えることができそう。
たっしーさんは権利放棄をされたため、
真相はわかりませんが、
もしもお礼を求めて裁判に発展していたら、
いくらになったのか?
下世話ながら、興味は尽きませんね。
まとめ
1億円の預金通帳を拾うという超絶レアな
体験をし、「激レアさん」にも出演される
たっしーさんこと田代雅治さんについて
お伝えしました。
一生分の運を使い果たしてしまったのかどうかは
わかりませんが(失礼!)、エンジニアとしての
ご活躍をお祈りします。
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