激しいボディコンタクトが魅力のラグビー。
その点は障がい者スポーツである車いすラグビーでも同じこと。
あまりの激しさから「マーダーボール(○人球技)」と
呼ばれることもあるんだそうです!
東京パラリンピック2020でも大注目の競技、
車いすラグビーの気になる情報についてお届けします。
出典元:https://www.parasapo.tokyo/
目次
車いすラグビーの女子選手の出場はどうなる?
パラの車いすラグビー日本代表の選手一覧を見ていて
アレ?と思ったのは、男子の中に紅一点、
女子選手が記載されていたこと。
車いすラグビーは男女混合の競技なのです!
私、恥ずかしながら全く知りませんでした・・
でも、どうしても体格や体力に差が出てしまいますよね。
と思いきや、やはりというかその点を考慮したルールがありました。
車いすラグビーは1チーム最大12名編成、
コート上に立つのは4名です。
選手一人ひとりにはポイントが決められていて、
4人の合計点が8点以内となるようにしなければいけません。
ちなみに、選手交代に回数制限はないそうです。
このポイント制度についてもう少し詳しく。
ポイントは最小0.5点から最大3.5点までの0.5点きざみ。
障がいが軽いほど点数が高くなります。
このルールによって、重い障がいを持つ選手にも
出場の機会が生まれるとのこと。
よく考えられていますね☆
ここでカギを握るのが女子選手!
コート上の4人の中に女子選手が含まれる場合は、
0.5点の追加ポイントが許可され、
8.5点までOKということになります。
これにより、チーム編成の幅が広がるということですね♪
車いすラグビーの注目は倉橋香衣選手!
車いすラグビーにおいて女子選手の存在が大きいものとわかりましたが、
日本代表でその役割を担うのが倉橋香衣(くらはし かえ)選手!
出典元:https://www.sports-tokyo-info.metro.tokyo.lg.jp/
倉橋さんは高校まで体操、大学ではトランポリンに汗を流しました。
しかし、大会のウォーミングアップ中に落下、
首を痛めて頸椎損傷のケガを負ってしまいました。
その後のリハビリの訓練の中で車いすラグビーに出会います。
初めて見た時に、車いすでぶつかる姿に衝撃を
受けたという倉橋さん。
「車いすでぶつかっても怒られないなら、やってみたい!」と思ったそうです(笑)
倉橋さんの障がいは重い方にあたり、
先ほどのクラスでいうと、0.5ポイント。
障がいの重い選手の役割は主に守備で、
”ラグ車”(ラグビー用の車いすの呼称)に取り付けられた
バンパーで相手をブロックするのが使命。
ゲームの展開を先読みするスキルが問われるんだそうです。
こちらがその守備用の”ラグ車”。
突き出たバンパーがいかにも強そう!
出典元:https://www.jsad.or.jp/
一方、こちらが障がいの軽い選手が使う攻撃型のラグ車。
コンパクトで小回りができる設計となっています。
出典元:https://www.jsad.or.jp/
試合では、倉橋さんの動きに注目したいですね!
金メダリストは編み物王子!
プロ顔負けの作品をご紹介♪
車いすラグビーのグローブ、ボールについて知りたい!
試合の映像を見ていて気になったのが用具。
選手は皆さんグローブをしています。
出典元:https://www.jsad.or.jp/
このグローブ、グリップ面がゴムでできていて、
ザラザラとした触感なんだそうです。
このザラザラの摩擦力によって、ボールが滑りにくくなります。
また、障がいのために握力が弱い選手であっても、
グローブを装着することでボールを持ったり
車いすを押すのに十分な力を加えることができるとのこと。
もう一つ気になったのがボール。
なんとなくバレーボールに似ているような・・
出典元:https://www.jsad.or.jp/
それもそのはず、バレーボールで使われる5号球を
基に開発された、車いすラグビー専用のボールです。
脚が欠損した選手の場合は膝の上でボールを
キープすることができないため、ラグ車に
専用のボール置きを装着するようです。
用具一つとっても、障がいのある選手に向けた
様々な工夫がされているのですね☆
まとめ
車いす同士のぶつかり合いが許された
唯一の競技、車いすラグビーについてお伝えしました。
前回のリオでは銅メダルを獲得した日本代表。
今回も楽しみですね!
コメント