日本の侍文化を今に伝える日本刀。
中でも“天才刀鍛冶”と呼ばれる刀匠が
吉原義人(よしはら よしんど)さんです。
日本のみならず海外からもオーダーを受ける
吉原さんの日本刀についてご紹介します!
出典元:http://www.meikoukai.com/
目次
吉原義人さんの刀の価格は?
日本のトップランクの刀鍛冶である吉原さんの日本刀、
購入するとなると価格はいくらとなるのでしょうか?
当然、1点ものとなるので、はっきりした値段はわかりませんでしたが、
おおよそ300万円から400万円あたりとなるそうです!
これはもちろん、刀身という刀の本体の部分だけのお値段。
鞘や鍔(つば)、柄(つか)といった部分を合わせると、
さらにプラス数百万円はかかるのではないでしょうか・・
ちなみに、一般的な刀は100万円程度のものが多いそうです。
吉原さんの作品の価値のスゴさがわかりますね(^^ゞ
出典元:http://www.meikoukai.com/
刀がこれほど高価になる理由の一つがその手間です。
刀の部分を作るだけで、早くても2,3か月、
5,6か月かかることもあるそうです。
また、刀は多くの職人さんの分業によって製されます。
上記のように鞘や柄は別の職人さんが担当するため、
さらに時間が必要となります。
これだけ手間暇がかかると、一概に高いとは言えませんね。
実際に注文される方は刀の愛好家や
企業経営者の方が多いそうです。
また、お客さんは過半数が外国の方とのこと。
ぜひ一振り欲しいという方は、
問い合わせてみてはいかがでしょうか(笑)
そもそも刀だけで生活ができる刀鍛冶は
全国で30人程度しかいないそうです。
吉原さんはさらに6人程度のお弟子さんも抱えています。
非常に厳しい業界なのですね。
吉原さんの匠の技術は国内、国外から絶賛されています。
伊勢神宮で20年に1度ある御神刀の指名を受けること3回。
「無監査認定」という、刀鍛冶として最高の称号も取得。
メトロポリタン美術館やボストン美術館も
吉原さんの日本刀を買い上げて展示しています。
まさにグローバルな評価を得ているのですね☆
吉原義人さんの童子切安綱はどこで展示される?
兵庫県の多田神社から吉原さんに舞い込んできた依頼。
それは国宝「童子切安綱(どうじぎりやすつな)」の
現代版を作ってほしいというものでした。
吉原さんはこの難題に5年間かけて挑戦を続けています。
すでに刀の部分は完成しており、
残るは鞘の部分を製作している段階だとか。
多田神社では2021年が源頼光(みなもとのよりみつ)の
1,000年回忌であることから、様々な催しが行われる予定です。
2021年5月現在で確定情報は出ていませんが、
多田神社にて刀の奉納に関する行事が行われるはずですので、
御神刀を鑑賞するチャンスは大いに期待できそうです!
多田神社では、2021年5月と6月の土日祝日に
宝刀「鬼切丸」が特別公開されています。
刀剣ファンの方はぜひどうぞ!
多田神社の基本情報です。
兵庫県川西市多田院多田所町1-1
TEL:072-793-0001
・阪急電鉄宝塚線「川西能勢口駅」にて能勢電鉄乗り換え、
「多田」駅下車。桜馬場を西へ約1キロ徒歩約15分。
・阪神高速11号池田線 池田木部出口より車で約10分。
その他に吉原さんの作を鑑賞できる展覧会などを
調べてみましたが、確定的なものは見つかりませんでした。
ちなみに、弟である吉原国家さんの短刀が
倉敷刀剣美術館にて展示されています。
国家さんも義人さんと同じく、祖父からの修行を受けて
「無監査認定」を得ています。
倉敷刀剣美術館の情報です♪
岡山県倉敷市茶屋町173
TEL:086-420-0066
営業時間:10:00~18:00
休館日:月曜日
入館料:1,000円
JR西日本 瀬戸大橋線「茶屋町駅」西口より徒歩4分
3千万円の仏様を彫る仏師に注目☆
まとめ
日本が世界に誇る刀鍛冶の匠、
吉原義人さんについてご紹介しました。
1,000年振りに新調される御神刀は
ぜひ実物を見てみたいですよね。
当ブログ管理人もコロナが落ち着いたら
鑑賞の機会を探ってみようと思います!
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