台風、猛暑、ゲリラ豪雨、線状降水帯・・
日本列島は様々な気象現象に悩まされています。
そんな中で注目されるのが天気のスペシャリスト。
荒木健太郎さんは自称”雲研究者”。
新海誠監督の映画『天気の子』の気象監修や
NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』への気象資料の提供など、
幅広く活躍されています。
今回の記事では荒木さんの活動について、
美しい雲の画像とともにお届けします。
出典元:https://www.yaruki-lab.jp/
目次
荒木健太郎さんの雲のツイッターがキレイ!
気象のエキスパートである荒木さん。
ツイッターでは雲や虹など、移り変わる空の模様を
日々アップロードされています。
フォロワー数は24万人超!
まずは雲や気象に興味を持ってもらうことで、
災害など危ない時に、周りの人に情報発信をしてもらいたい
という願いが込められているそうです。
いくつかピックアップしてみました。
まずこちらは彩雲。
虹のようなグラデーションがきれいですね☆
太陽の近くを通りかかった雲の色が変わる現象です。
出典元:https://twitter.com/arakencloud
続いてこちらは「かなとこ雲」。
かなとこ(金床)とは、ハンマーで叩く作業台のこと。
積乱雲(いわゆる入道雲)が発達して、頂上部分が
広がって平らになったものを指します。
『天気の子』のポスターに描かれているのも
このかなとこ雲なんだそうです。
出典元:https://twitter.com/arakencloud
この空模様もとても素敵☆
これは反薄明光線(はんはくめいこうせん)と言います。
なんだか某巨大ヒーローの必殺技みたいな名前でカッコいいですね(^^ゞ
太陽と反対の方向に光線の柱が放射状に見える現象。
理屈は難しいですが(笑)、これは実際に見てみたいです!
出典元:https://twitter.com/arakencloud
夕焼けもお好きなような荒木さん。
バッチリ撮影されています。
これは壁紙にしたい♪
出典元:https://twitter.com/arakencloud
荒木さんは1984年生まれの茨城県出身。
大学は慶應義塾大学の経済学部!
しかし、卒業はしていません。
なんと、1年で辞めてしまい、気象庁の気象大学に入り直しました!
もともと数学が好きで、数学を使った応用研究をしたいと
いう思いから経済学部に進んだ荒木さんでしたが、
あまりいい出会いがなかったそうです。
その一方で、気象学には数学の知識がたくさん必要。
天気予報をする時には、流体力学、熱力学、微分方程式といった
数学や物理の方程式を解いていきます。
数学が応用できるという理由で気象を選びましたが、
当初は特別雲や天気に興味はなかったそう(笑)
しかし、雲に関する本を執筆する中で、
雲を好きになっていったそうです。
そこで本人曰く「雲の声」が聞こえたとのこと(笑)
まさに天職と言えますね♪
ちなみに、”ゲリラ豪雨”は正式な気象用語ではないそうです。
気象庁としては”局地的大雨”と表現するとのこと。
予測が難しいとされるゲリラ豪雨を予測するため、
さまざまな研究を進めています。
荒木健太郎さんの自由研究ガイドが子供たちの救世主になる!?
空や雲について積極的な情報発信を行っている荒木さん。
この夏休みに悩める子供たち必携の
自由研究ガイドを作成されました!
その名も「すごすぎる自由研究ガイド」!
出典元:https://yomeruba.com/
KADOKAWA児童書ポータルサイト「ヨメルバ」から
PDFをダウンロードすることができます!
DL版には全てふりがなが振ってあるので、小学生でも読めます☆
こちらは、「学校では習えない、科学的な自由研究に取り組むコツ」
というコンセプトでまとめられています。
その名の通り、テーマを選び、仮設を立てて、
実験・観察を通して仮設を検証する
という科学的なプロセスがわかりやすく解説されています。
「科学者になれる!」という謳い文句も納得の内容と
なっているのは、さすが荒木さん。
フローチャートやテーマの選び方、
模造紙への記入例など丁寧に紹介されているので、
自由研究で戸惑っているお子さんにピッタリです☆
小学生の時、夏休みの残り数日間でどうしようかと
焦っていた当時の自分にお勧めしたいと
切に願う当ブログ管理人・ダスティであります(^^ゞ
さらに、「すごすぎる雲の研究にチャレンジしよう!」
というイベントも開催。
なんと、雲に関する自由研究を投稿すると、
もれなく荒木さんから講評をもらえるという
大盤振る舞いのキャンペーンとなっています!
第一人者からコメントをもらえれば、
子どもたちの興味関心を大きく刺激すること間違いなしですね♪
私も応募したいな、などと思っていたところ、
実はこの企画、年齢制限は無し。
大人の方でも応募OKですので、ぜひどうぞ(^^
アリの飼育・観察も自由研究におすすめ!
まとめ
気象の専門家、”雲研究者”の荒木健太郎さんに
ついてご紹介しました。
年々異常気象が多くなっているような気がしますが、
一方で天気予報の精度も上がっており、
より狭い範囲、短い時間の予測も可能になってきています。
荒木さんの活躍がより重要になっていると言えそうですね。
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