あるものは秋の味覚の高級食材、
あるものは某イタリア系配管工のパワーアップアイテム、
さらに別のあるものは人を亡き者にする毒の持ち主・・
動物でも植物でもない不思議な生き物「菌類」の
代表格といえば、きのこです。
そんなきのこに魅せられてしまったのが
きのこライターの堀博美さん。
今回の記事では、堀さんの愛するきのこについて特集します。
出典元:http://www.asobist.com/
目次
堀博美さんは日本唯一のきのこライター!
堀さんは1971年生まれの神戸市出身。
きのこにハマったきっかけは、一つの毒きのことの出会いでした!
偶然開いたきのこ図鑑に載っていたのは、
これぞ毒きのこ!という出で立ちのベニテングタケ。
赤い傘に白い点々がついた姿に衝撃を受けた堀さん。
「このきのこを実際に見たい」という思いに駆られ、
図鑑の情報を頼りに、当時住んでいた京都からわざわざ長野へ
きのこを探しに行ってしまいました!
スゴイ行動力ですね・・
出典元:https://ja.wikipedia.org/
半日くらいをかけてお目当てのベニテングタケをやっと
探し出すと、とても存在感のあるきのこに魅了されてしまいました。
そこで「きのこのすばらしさを伝えなければ」という
使命感が芽生えたそうです(笑)
そこからきのこのミニコミ紙を制作、きのこライターとしての
活動が始まります。
執筆活動の他にもきのこグッズの制作や山歩き、ワークショップや
きのこ栽培など、活躍の場は多岐にわたっています。
そんな堀さんが最近気になっているのがきのこのアート。
きのこのオブジェかランプ?という予想は大きく裏切られます。
本からきのこが生える「ブックアート」です!
想像のはるか斜め上をいっていますね(^^ゞ
出典元:https://rakukatsu.jp/
現代アーティストの福本浩子さんが開催した
個展「Mycobook’s Library」(マイコブックス・ライブラリー)
※”マイコ”は”菌”のこと
に展示されたのは、文字通り本からきのこが飛び出すように
元気よく生えている、見た目のインパクトが強すぎる作品。
殺菌した本にきのこの菌を植えて、水をやって
実際にきのこを育てるのだそう。
福本さんいわく、本がきのこによって分解され、
新しい生命を育むことを表現したとのこと。
私ごときでは理解するのが難しいアートかも(^^ゞ
堀さんは福本さんを取材した縁で、
自著を提供したそうです。
きのこの本からきのこが生える、という
??なアートができるとのこと。
きのこ好きによる究極のコラボとなりそうです(笑)
堀博美さんオススメ(?)の毒きのこ3選!
食用から毒きのこまで、あらゆるきのこに精通した堀さん。
その中からオススメ(?)の毒きのこをピックアップ!
※決して食べないでくださいね(^^ゞ
ちなみに、美味しいのに猛毒のきのこというのもあるそうで、
味だけで毒きのこか否かの判断はできないそうです。
①ドクツルタケ
全身が真っ白で、存在感のある毒きのこ。
英語だと「Death angel」”死の天使”という名前。
1本食べると、大人でも命に関わるほどの猛毒!
しかも、とても苦しみながら亡くなってしまうそうで、
文字通りの危なさですね・・
出典元:https://webronza.asahi.com/
他にも純白の毒きのこはいくつかあるそうで、
きのこ狩りの際には、白いきのこには要注意とのことです。
②ミカワクロアミアシイグチ
全体が黒っぽいきのこです。
名前の「ミカワ」は”三河”、愛知県の三河地方で
初めて発見されたことに由来します。
出典元:https://www.bepal.net/
きのこの毒については、誰かが中毒を起こした後に
鑑定によってわかるケースが一般的なんだそうです。
一方で、こちらは人が食べるより前に分析によって
毒きのこと判明したとのこと。
毒性はものすごく強く、実験ではどれだけ薄めても
マウスが息絶えてしまうので、正確な値が計測できていないそう(>_<)
③カエンタケ
人間の指を広げたような形で、真っ赤な色が鮮やかなきのこ。
近年では神社や公園など、人が住むところにも
生えるようになったため、危険な毒きのことして認知されています。
出典元:https://www.bepal.net/
普通、毒きのこは食べずにスルーすればOKなのですが、
なんとカエンタケは触るだけでも危険!
つかむことで出てくる汁に触れてしまうと、皮膚に炎症を
引き起こしてしまいます。
これは恐ろしいですね・・
見た目からしてかなりヤバイ雰囲気を出しているので、
さすがにこれを食べようという気にはならないでしょう(^^ゞ
昆虫博士の行動力がオドロキ!
詳細はこちらから☆
まとめ
きのこライター、堀博美さんと愛するきのこに
ついて特集しました。
透けるほどに薄っぺらいものしか食べたことがないため、
未だにマツタケの香りがどういうものか、わかっていない
当ブログ管理人・ダスティがお送りしました(^^ゞ
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