子供の頃、クラスに一人は“○○博士”とあだ名されるような
専門分野のスペシャリストがいませんでしたか?
クルマ博士や動物博士、マンガやゲームに精通した友達は
とても頼りがいがありましたよね。
そんな中、ある虫に憑りつかれてしまった昆虫博士が
大学生の谷島昴(たにじま すばる)さん。
“和製ファーブル”の飽くなき探求心についてお届けします。
出典元:https://www.1101.com/
目次
谷島昴さんは昆虫博士の大学生!
大の虫好きである谷島さん。
現在は山形大学の農学部で虫の研究をしているそう。
そもそもは、「どうやって生きているんだろう?」
という生態への興味から研究することになったようです。
中でも専門的に調べているのが「糞虫(ふんちゅう)」。
その名の通り動物のフンを食べる虫なのですが、
その割にとても体の色や形がきれいなんだとか。
そこで、どうしてそんなにきれいなんだろうと
いう興味からハマっていきました。
小学生の頃は別の虫が好きだったようですが、
中学の時に糞虫の美しさに目覚め、
本人曰く「ウットリ」してしまったそうです(笑)
自分で虫の標本を作れてしまうという
技術力もスゴイですよね。
あの『ファーブル昆虫記』を翻訳した先生が
代表を務める「日本アンリ・ファーブル会」に
通って、標本のやり方を学んだそうです!
出典元:https://www.1101.com/
こちらの団体のHPを覗いたところ、
当時の谷島少年の詳細な昆虫採集レポートが掲載されていました!
幼少期からの探求心が現在も継続している
というのはすばらしいですよね。
谷島昴さんは糞虫のために高校留学を敢行!
東京・港区出身の都会っ子である谷島さん。
高校はどこを選んだかというと、なぜか群馬県!
谷島さんが進学した群馬県立尾瀬高校は、
偏差値を調べてみると39。
失礼ながら、決してトップクラスの進学校と
いうわけではありません。
それではなぜここに進学したのでしょうか?
尾瀬高校には普通科と別に、
全国的にも珍しい自然環境科が設置されています。
高校HPによると、
「自然環境科では、多様な自然の中での自然観察や環境調査を通して、
様々な課題を発見し解決する能力を身につけます。また、自然観察や
キャンプなどの自然体験活動の実践を通して、豊かな感受性を磨くと
共に、「自然とのふれあい」を啓発するためのコミュニケーション
能力を高めます。」
出典元:https://oze-hs.gsn.ed.jp/
とのこと。
「夏がくれば思い出す~♪」で有名な
尾瀬国立公園をフィールドにした
観察・研究ができるとのことです。
谷島さんはこの自然環境科で学ぶため、
高校では下宿生活を送りました。
虫捕りに行くには、東京の場合だと
丸1日かけて山へ行かなければなりません。
虫の発生の“ピーク”を狙おうとすると、
どうしても学校を休む必要があるそうです(笑)
発想の仕方が常人ではついていけません!
中学でもかなり出席日数が危なかったという谷島さん。
そこで、進路指導の先生から
堂々と虫捕りができる高校があると
尾瀬高校を勧められたそうです(笑)
先生、ナイスアシスト!
また、当然ながら自然環境科は虫専門というわけではなく、
他にも自然科学分野のスペシャリスト達が在籍!
・魚のプロフェッショナルで、釣りの名人
・全国大会3連覇の実績を持つ鷹匠
・鹿に恋愛感情を抱く女子高生
・苔のインスタを発信する苔の専門家
とんでもない才能の持ち主が集まってしまったのですね(^^ゞ
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谷島昴さんのセルフトラップとは?
虫を捕まえるにはエサなどの仕掛けが必要な場合もありますよね。
当ブログ管理人、ダスティも幼い時分には
カブトムシやクワガタを捕るため、
バナナやハチミツなどの甘いものを樹に仕掛けた
思い出があります。
では谷島さんはお気に入りの糞虫を捕るために
何を使っているのでしょうか?
それが“セルフトラップ”です。
セルフトラップとは、非常に表現しづらいですが、
つまりは自らの“下(しも)”のこと!
捕まえたい虫の種類によって、
自分の食事内容を変えるという徹底ぶりには
脱帽というか、閉口というか・・(^^ゞ
虫への愛にあふれていますね☆
まとめ
虫の魅力に憑りつかれた昆虫博士、
谷島昴さんについてご紹介しました。
将来はどんな歴史的な発見・研究をするのか、
とても楽しみですね。
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