『葉隠れ』の有名な一節、
「武士道とは、○ぬことと見つけたり」に代表される
日本人の精神文化とも言うべき武士道。
誇り高く、美を好む感性は、私たちの心の奥底にも流れています。
そんな武士道を愛するのが、学者のアレキサンダー・ベネットさん。
今回の記事では、“青い目をしたサムライ”ベネットさん
について気になる情報をお伝えします。
出典元:https://digitalpr.jp/
目次
アレキサンダーベネットさんは剣道の達人!
ベネットさんの正確なお名前は、
アレキサンダー・キャンベル・ベネットさん。
(Alexander Campbell Bennett)
1970年生まれのニュージーランドご出身。
関西大学の国際部の教授で、日本文化論や
武士道についての研究をされています。
そんなベネットさんですが、剣道の腕前は?
なんと、剣道7段!
正確には「教士」という「称号」まで取得されているので、
教士7段。
剣道における最高位は8段ですので、
7段はそれに続く段位となり、合格率は約8~10%。
取得者数は全国で約17,000人。
初段以上の有段者だけでも全国に約200万人いるそうなので、
その割合は0.85%!
さらに「教士」は、7段所有者で取得後年数を経過、
加盟団体の選考があったりとさらに狭き門。
ベネットさんのスゴさがわかりますね・・
また、全日本剣道連盟の参与を務めたこともあり、
英語の剣道専門誌『剣道ワールド』の編集長もされています。
ニュージーランドの代表監督としてチームを率いたことも。
習うだけでなく、剣道を発信するサイドでも活躍しているとは!
出典元:https://www.asahi.com/
さらに、それだけにとどまらず、
なぎなたは5段、世界選手権で2位の実力の持ち主!
国際なぎなた連盟の副会長という肩書も。
その他、居合道や銃剣道、短剣道などでも段位を獲得、
合計すると「武道32段」となるそうです!
これは中二病の心をくすぐる響き♪
まさに正真正銘の武道家ですね。
出演するNHKの「明鏡止水〜武のKAMIWAZA〜」
では最古の剣術流派「香取神道流」を取り上げますが、
ベネットさんは香取神道流の本の英語版を監修。
武術と世界をつなぐ架け橋となっています。
そもそもベネットさんが剣道を始めたきっかけは、
高校生の時に1年間日本へ交換留学生として訪れたこと。
剣道部に所属しましたが、あまりの練習の厳しさに
何度か意識が遠のいたこともあったそう(>_<)
ニュージーランドに帰国後は剣道愛好会を結成、
「もっと武道を学びたい」という思いから再来日を果たします。
剣道をはじめとした武道で必要とよく言われるのが
「心・技・体」ですが、特に精神的な部分を理解・会得した
ベネットさんは「日本人よりも日本人らしい」と言えそうですね。
武士の魂、日本刀を生み出す刀匠を特集☆
アレキサンダーベネットさんの奥さんは日本人?
日本の武道の魅力にハマってしまったベネットさんですが、
結婚や家族はどうなっているのでしょうか?
タレントではなく学者さんなのでプライベートに
関する確定的な情報はほぼ得られなかったのですが、
唯一わかったのが奥さんは日本人で、京都府宇治市に
お住まいとのこと。
一流の武道家であるベネットさんの妻となれば、
おそらく礼儀正しく、凛とした雰囲気のある方なのでは
と想像してしまいますよね。
玄関を開けたら、三つ指をついてお出迎えされてしまったり・・
ちなみに人生の半分以上を日本で暮らしているので、
ベネットさんの日本語はとても流暢。
京大大学院での留学や関西大での仕事など
関西を拠点にしているため、イントネーションは関西弁です。
日本を陰で支える、超絶技工を持った職人!
まとめ
武士道を進み、極めんとする大学教授の
アレキサンダーベネットさんについてご紹介しました。
日本人が忘れつつある「侍魂」を実践する姿に
思わず姿勢が伸びてしまいました。
現代を生きるラスト・サムライ、カッコいいですね☆
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