世界に誇る日本の芸術・美術ですが、
時には海外出身の方がスポットライトを当てることで
再評価されることもあります。
そんな一人が、江戸絵画のコレクターである
ジョー・プライスさん。
2023年4月に93歳で亡くなられてしまいましたが、
プライスさんによって光を当てられた
作品は私たち日本人の感性を
揺さぶるものばかり。
今回の記事ではプライスさんについて
気になる情報をご紹介します。
出典元:https://www.nikkei.com/
目次
ジョープライスさんのコレクションはどこで見られる?
日本美術のコレクターとして活躍されたプライスさん。
中でも、日本美術で高い人気を誇る
伊藤若冲を発掘したというスゴイ功績をお持ちの方です。
そんなプライスさんの数々のコレクションは
どこで見ることができるのでしょうか?
残念ながら記事執筆時点(2023年6月上旬)では、
プライスさんのコレクションを鑑賞できる
展覧会や個展は調べた限り開催されていないようです。
2019年、東京・丸の内にある出光美術館が
プライスさんのコレクションから190点にもおよぶ
日本美術を購入しました。
その中には伊藤若冲や丸山応挙、酒井抱一といった
日本美術を代表する画家の作品がズラリ。
どれもその昔、日本史の教科書や資料集に
登場したビッグネームのため、暗記した(させられた?)
方も多いはずw
出典元:https://bijutsutecho.com/
最近では、2023年1月に出光美術館で
「江戸絵画の華 若冲と江戸絵画」という
展覧会が開かれました。
また、直近のスケジュールを見てみると、
2023年9月15日~10月29日に
山口県の出光美術館(門司)にて
「江戸絵画の華 若冲と江戸絵画」が
開催されるそうです!
西日本の方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
出光美術館 門司
住所:福岡県北九州市門司区東港町 2-3
開館時間:10時~17時
休館日:月曜日
入館料:一般700円
JR門司港駅より徒歩8分 門司港レトロ地区内
金属を何万回も叩いて鎧兜を作る!
ジョープライスさんの妻や子供は何をしている?
日本美術に光を当てた収集家のプライスさんですが、
奥さんやお子さんなど、ご家族も
コレクターをされているのでしょうか。
妻のエツコ・プライスさんは旦那さんと共に
「エツコ&ジョー・プライス」として
プライス財団を設立、日本美術の再発見に
貢献されています。
出典元:https://mainichi.jp/
旧名は吉持悦子(よしもち えつこ)さん。
元々プライスさんの通訳として紹介されたそうです。
また、お二人にはお子さんが2人いらっしゃいます。
長女はシノブ・プライスさん。
カリフォルニアを拠点として写真家、作家、
編集者として活動されています。
次女はサチ・プライス・パーキンズさん。
プライスコレクションの学芸員を務めているとのこと。
ちなみに、コレクションの在処としては出光美術館の
他に、ロサンゼルス郡立美術館とアメリカの自宅に
200点ずつあるそうです。
自宅に一級品のお宝が200点もある生活、
全く想像できませんね…
まとめ
日本画を発掘して名画に光を当て、
日本画ブームの火付け役にもなったコレクターで、
「日曜美術館」にも出演される
故・ジョー・プライスさんについてお届けしました。
日本の美術を世界に発信してもらえるというのは、
日本人として本当にありがたいですね☆
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